戦略的メッセージ


ここでは、戦略的なWebサイトを実現させるための手順を案内致します。
手順としては、大きく4つのステップで成り立っています。

  • 既存サイトの構造分析
  • 既存サイトのアクセス状況分析
  • マーケットポテンシャルの確認
  • 戦略的Webサイトの作成

取り立てて珍しいことや目新しいことではなく、かなり基本的なことばかりですが、これらをきちんと丁寧に実践した結果と思われるWebサイトが少ないのも事実です。
これらの1つでも欠けていては、戦略的なWebサイトではなく、単なる自己満足なサイトでしかありません。


(1)既存サイトの構造分析

まず既存サイトがある場合は、その分析から始めますが、ここでは大きく2つのポイントから分析を行います。
それはまず、お客様が使いやすい構造、デザインになっているのか?、というポイントです。

お客様が探している情報が見やすい位置に、見やすい形で表示されている?、ということです。
多くのWebサイトでは、お客様の「知りたいこと」と、Webに書かれている「知らせたいこと」の間に大きなギャップがあります。
発信する情報は多い方が良いかもしれませんが、思ったほどお客様はそれらを見てくれるわけではありません。
「とりあえず、書いておけば見てくれるだろう」なんて考えは論外です。
ほんのわずかな時間で、お客様は自分が欲している情報がなければ(見つけられなければ)そのサイトからは去ってしまいます。
「お客様の知りたいことをわかりやすく伝える」。これが第1の構造上のポイントです。
表示位置やデザインにこの考えが生かされなければなりません。

そして2つ目のポイントは、SEOの対策がファイルの構造上、正しく実施されているかです。
業種、業界、地域などによっては、比較的容易に上位表示が可能となるケースが有ります。
まさに、「まぐれ当たり」的な状況と言えます。
さらなる上位表示や現在の順位確保のために、対策の提案を行い、ファイルの修正を行います。

(2)既存サイトのアクセス状況分析

ホームページ制作会社が「Google Analytics」の設定を行って納品したものの、その説明がなかったり、制作会社からレポートなど一切ない例をたくさん見てきました。
(逆に言うと、きちんとレポートしてくる例をほとんど知りません)
アクセス状況を知ったところで、そのままでアクセスが増えることはありません。
ただ、アクセス状況を知ることなく、アクセスアップのための対策を考えることは難しいです。
ただ瞬間的なアクセスの数字を見るだけでなく、時系列的な把握も必要です。
自社・自店のサイトのアクセス状況のレポートについて、まずはそのサイトの作成を依頼した業者と話をしてみてください。
もしその要求に対して正面から対応できない業者であれば、「戦略的なWebサイト」の実現は難しいと言わざるをいません。
実際にアクセスレポートでは、どのような内容のものが必要かについては、追ってご案内致します。

(3)マーケットポテンシャルの確認

インターネットからの新規顧客の獲得には、検索サイトからのアクセスを増加が欠かせません。
その上で重要なのが「キーワード(検索用語)」なのですが、そもそも狙っているキーワードで、月間平均何件くらい検索されているのか?、上位表示させる場合の難易度はどれくらいかを予め把握しておき、それに見合った労力を掛けたり、場合によってはキーワードやターゲットを変更する検討の必要もあります。
これらは全て、事前に状況を知り得てから判断できるものです。
やみくもに始めては無駄が多いばかりです。
まずはターゲットとなるマーケットについて調査し、戦略を練る必要があります。

(4)戦略的Webサイトの作成

以上の過程を踏まえて、ようやくWebサイトのデザインに入ります。
戦略的Webサイトは、マーケティングの裏付けによりデザインされなければなりません。
そして、リリースした後もコンテンツの追加や修正のみならず、アクセス状況や検索表示順位の変化に応じて、Webサイトに手を入れていきます。